単純な構図

実際、少し前まではオバマはムルシの外交政策をポジティブに評価していた。
ムルシ政権は、イスラム色が強い近隣国との外交は上手くやっていて、

ムバラクよりは中東の安定に貢献していた。
ムルシ政権に否定的だった近隣国は、サウジやUAEなどの親米国だった。
エジプトの情報は日本からでは入手し難いので、どういう経緯で何が発生しているのかなんとも把握し難いが、シーシーが全軍を掌握しているかどうかはかなり怪しい。闇金に強い弁護士 シーシーが全軍を代表しているとは言えないならば、ムスリム同胞団を排除して現政権を立てた勢力とはどこなのか?
欧州諸国は、現政権によるデモ隊射殺を強く非難しているが、アメリカは暴力はいけないよ的な教科書的なことしか言っていないので、解釈によってはデモ隊側を批判しているとも取れる。
エジプトが混乱してスエズの通行が困難になると、EUはインドや中国やASEANや日本との貿易に支障が出るので不利益だが、アメリカは逆に代替として対EU貿易が増えるので儲かる。
現政権が、実際には全軍の支持を得ておらず、自由に使える武力が自前の治安部隊しかないならば、軍が再クーデターを起こす可能性もかなりある。